4・黒豚
日本在来の黒豚は、中国→琉球を経て鹿児島の地に
移入されたと言われています。
この在来種に強健なバークシャー種を交配することで、
黒豚の良いところを引き出しつつ系統造成が進められ
て来ました。
鹿児島黒豚の品種改良には、昭和57年に系統豚"サツ
マ"が完成、産肉性の高い黒豚が作り出されました。平
成3年にはイギリスバークシャーを基礎とした"ニューサ
ツマ"が完成。さらに鹿児島在来の黒豚のみを基礎とし
た系統豚"サツマ2001"が完成。
当社では、産肉性・繁殖能力に富む英国系バークシャー
種をベースに、当社独自の系統造成・優秀固体の選抜を
し、"歯切れがよく"・"柔らかく"・"うまみのある"黒豚作
りに、日々研究開発を進めています。

また、黒豚に与える飼料にさつま芋を配合、さつま芋を飼
料として与えることで・・・

  • 肉質の向上
  • 脂肪の融点が上昇し、不飽和脂肪酸含量が減少。
  • 赤肉脂肪中に、抗酸化作用のある、ビタミンEが増加。
自然の中で自然のもの与え育てる


これが、当社の黒豚生産の基本姿勢です。
黒豚とは・・・
以上の理由から生産にかかるコストが他品種に比べ高くなるため、
店頭での価格も割高になってしまいます。
農場情報
・黒豚は一分娩あたり、7頭前後の仔豚を出産。
 (他品種では10頭前後)
・成長が緩慢、出荷まで8ヶ月ほど要する。
 (他品種では6ヶ月程度)
・飼料にさつま芋を配合する。
・純粋種であるため、飼育管理に細心の注意(疾病感染に対
 する)が必要になる。
割高なわけ・・・