黒豚へのこだわり
「自然の中で、自然のものを与え育てる」肉質研究牧場の原点
黒豚とは
日本に在来する黒豚は、中国から琉球(沖縄)を経て、鹿児島の地に移入されたと言われています。
この在来種に強健なバークシャー種を交配することで、黒豚の長所を引き出しつつ系統造成が進められてきました。昭和57年の「サツマ」、平成3年の「ニューサツマ」、そして鹿児島在来種のみを基礎とした「サツマ2001」へと進化を続けています。
当社の研究開発:
産肉性・繁殖能力に富む英国系バークシャー種をベースに、独自の系統造成と優秀個体の選抜を実施。「歯切れがよく」「柔らかく」「うまみのある」黒豚作りを日々追求しています。
さつま芋が作る最高の肉質
黒豚の飼料にさつま芋を配合することには、科学的な裏付けがあります。
- 肉質の向上: きめ細かく心地よい食感に。
- 良質な脂: 脂肪の融点が上がり、べたつかずさっぱりとした甘みに。
- 健康成分: 抗酸化作用のあるビタミンEが増加。
「自然の中で自然のもの与え育てる」
これが当社の黒豚生産の基本姿勢です。
黒豚が「割高」な理由
黒豚は他品種に比べ、生産に非常に多くの時間とコストがかかる希少な品種です。
出産数が少ない
他品種が1回に10頭前後産むのに対し、黒豚は7頭前後と少なくなっています。
成長がゆっくり
他品種が約6ヶ月で出荷されるのに対し、黒豚は約8ヶ月もの月日をかけてじっくり育てます。
デリケートな管理
純粋種であるため、疾病感染などに対して他品種以上に細心の注意と手間が必要です。
以上の理由から、どうしても店頭価格は割高になってしまいますが、
それに見合うだけの「価値」と「旨さ」があると自負しています。